財産問題が原因か?二十八才の息子が、台所で母親を撲殺


 今月六日午前七時半、チョンブリー県サタヒップ警察は、サタヒップ郡バーンサレー村で殺人事件が起きたとの通報を受けた。

 警察が現場に駆け付け、一階建てバンガロー風家屋の中に入ると、台所の床にうつ伏せに倒れたソムさん(五五)の死体があった。ソムさんは、花柄のパートゥン(女性用腰巻)にノースリーブのブラウスを着ており、頭部と顔面、そして体中を何か硬い物で強く叩かれた為に、頭蓋骨は割れ、背骨も折れていた。死体の近くには、凶器と思われる血痕のこびりついた木の棒と壊れたボトルを発見。

 殺されたソムさんの夫ウアムさん(五八)の証言によると、ウアムさんが仕事に出かける前、台所から大声で助けを呼ぶ妻の声が聞こえたので、ウアムさんが急いで台所に見に行くと、息子のソーン(二八)が片手に八〇センチの木の棒、もう一方の手にはボトルを持ち、母親に向かって夢中で殴りかかっている最中だった。父親の姿に気付いたソーンは、慌ててどこかに逃げ去ったという。その時のソーンは警察官の制服に似た服装をしていた。

 警察が直ぐにソーンの行方を追い、捜し回ったところ、海岸通りのバーンサレー・コーンカラーム寺院前にあるバス停留所でバスを待っているソーンを発見、その場で取り押さえた。ソーンは警察官に対し激しく抵抗したが、ついに署に連行された。

 警察の取り調べにも、ソーンは黙秘を通したが、計画的犯行と見なされ殺人容疑で逮捕。

 ウアムさんは、「息子は、昔はとても礼儀正しい良い子でした…。しかし、出家後再び家に戻った後は、性格がすっかり変わってしまい、両親を家から追い出し、息子は一人で家に住んでいました。また、親から財産を譲って貰えるかどうか心配するような態度もとっていました。」と妻と実の息子の間に起きた惨事に涙ながらに語った。

 警察は、ソーンが親からの財産が貰えないかもしれないと考えすぎた結果、両親を殺してしまえば財産が自分の物になると思い込み犯行に及んだものではないかと見ている。



[BANGKOK SHUHO]

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