国民的大スター『バード』が三十九才の誕生日に得度式---新年明けまでチェンマイのお寺で修行生活


 十年以上も不動の人気を保ち続けている国民的大スター、バードことトンチャイ・メックインタイが、今月八日午後二時頃、バンコク市内のプラシーマハータート寺院に於いて得度式を行った。

 前日の七日朝七時、スクムビット通りソーイ101/1内ソーイ・ワチラタムサアティッド48、1166/2にあるバードの屋敷(通称バーン・バイマーイ)には多くの報道陣が詰めかけ、その日行われる剃髪式の様子を記録するためのビデオやカメラを準備するのに大忙しだった。

昼過ぎ、バードの親戚や所属プロダクションであるグラミーの幹部達が次々と家に到着。報道陣は家の中に入る事は許可されず、代わりにグラミーの広報部マネージャー、プラパワディーさんが外に出て、「何か聞きたい事があったら、私がバードに聞きます」と伝えた。そこで、報道陣の中から幾つかの質問が出た。「出家生活を終えるのはいつ頃か?」の質問に対し、バード側からは「来年一月一日から八日の間を予定している」との答え。また、「新しいアルバム」についての質問には、「来年の半ば頃を予定している」との答えだった。

 午後三時十五分、プラシーマハータート寺院の第二住職であるプラ・ウィモン・シーラチャー師の手によりバードの剃髪式が始まった。その様子を、車椅子に座った母親のウドムさんがジーッと見つめている。ウドムさんは、腎臓病で倒れて以来、車椅子の生活を送っているのだ。

 バードが母親の前に跪くと、母親は息子の髪の毛を三回程ハサミで切る儀式を行った。その時、母親の目からは涙が溢れ、それを見た息子は思わず母親にキスをした。

その後、母親は、バードが大切に伸ばしていた七インチの髪の毛を切り、大切に保存。それから、僧侶の手で髪全体を剃り落とした。

 翌八日十二時から、プラシーマーハータート寺院で得度式が行われた。バードは四日間この寺に留まり、その後はチェンマイのメー・テーン郡にあるアランヤウィウェーク寺院で修行生活に入る。

 プラ・ウィモン・シーラチャー師が報道陣に語ったところによると、バードはグラミーの社長の一人でプロデューサーでもあった親友の故・レイワットさんの葬儀の際、「孝行をするように」との説教を賜った。その時のバードは、身動きもせずに最後まで説教に聞き入っていたという。 僧は、「男子として生まれて来たからには、一生の内に時間を作って寺に入り、親、先生、お世話になった人達に恩返しをするべきだ」と説教をしたという。

 それから一週間後にバードから僧侶の元に電話が有り、「仕事が一段落したら母親のために出家したい」と相談して来たので、僧侶は「それは良い事だ。じっくり考えて良い決断をするように」と答えたという。

 得度式が行われた十二月八日は、バードの三十九回目の誕生日にあたる。  



[BANGKOK SHUHO]

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